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![]() 楊進理事長をお迎えし、楊名時太極拳をより深めていくための最終的な拠りどころとなる 連絡事項:・本部委員会委員、支部役員の募集
・9月3日(日)楊慧先生による特別研修会、師範審査会の案内 |
■ 参加者との対話:
・初対面の方・機関誌「太極」・協会のHP・古典研究会のPDF等について尋ねられた。
協会のHPが新しくなる。 会員専用のページもあるので是非見てください。
■ 太極拳について
・太極拳という名がついて160年。空手の歴史は去年で100年になる。
太極拳はどんどん進化している。養生のなかに太極拳はない。
・中国には300流派、297が外家拳。残り三つが内家拳。‟家”とは‟インド”のことである。太極拳には方法論はなくて考え方があるのみである。
・中国で“太極女神”と言われている『扎西』さん。楊式太極拳の第6代目。
■ 稽古要諦研修会
24の稽古要諦 太極拳の個々の形と稽古要諦の並び順に関連はない。
ひとつひとつの要訣が二十四ある太極拳動作のすべてに関係する。
出典:
・『太極拳姿勢要求』十三項:上海の陳式太極拳家、顧留馨先生。
・『太極拳術十要』:楊澄甫(祖父が楊露禅)口授、弟子の陳微明が著述した。
楊名時師家がオーバーラップを整理、四文字に揃えて二十四を選んだ。
その他は ・『十三勢行功要解』・『十三勢行功歌』・『十三総勢説略』があり、
“十三勢”とは“太極拳”といわれる前の呼び名で20以上の古典文献がある。
楊名時先生は『十三総勢説略』を『太極拳論』として解説されている。
〈其の根は脚に在り、発するは腿に於り、主宰は腰に於り、形は手指に於り〉
個別解説:
〇 気沈丹田:意識を丹田に置くことで精神と重心は安定し動きも軽快になる
経絡のツボを通るからスムーズに動く。ただ“丹田”だけは出て行ってしまうと
自分を守る薬が無くなってしまう。意守丹田、気沈丹田。
“稽古要諦”には無くて“基本五ヶ条”にあるものは“平目平視”である。
〇心静用意:雑多な思考を廃して、意識を集中させ、感覚を鋭敏にする
意を用いるとは、これに関連した言葉を巡らせてみると用意不用力、意守丹田。
〇沈肩垂肘:首から肩の力を抜き、腕の重さで肘を垂らす
『太極拳術十要』では沈肩墜肘、『太極拳姿勢要求』では垂肩沈肘、意味同じ。
肩先にくぼみがあるのが沈肩、但し肘の位置は肩より外に留まる。
〇身正体鬆:姿勢は正しく、頭部、腹部、尾閭が一線であれば無駄な緊張はない
■ その他のご講話:
□ ヒューマニエンス いろんな話題が太極拳に役立つ。
・猿だった人間が地面に降りて踵が地面についた。示現流の軍鶏脚。
・骨の数206、筋肉600個。一動全動:全部が繋がって緩まなけれがならない。
・有酸素運動 遅くてスムーズ。体が温かくなる。
・“腰”は動いていない!腰椎は水平回転しない。腰は命門、第3腰椎。
□ 三尖六合 六合:外三合、内三合
明勁 → 力与気合
暗勁 → 気与意合
化勁 → 意与心合
懂勁:勁を理解する。粘:攻撃 走:防御 聴勁→化勁→拿勁
□“フロー体験”精神的健康効果が生み出される主要な条件:武相支部 飯田健次
□挑戦レベルVSスキルレベル
□肩鎖関節 胸鎖関節 肩関節
■ 明鏡止水の実技
NHK「明鏡止水」の編集版を視聴し、その後4名の方が代表として前に出て気沈丹田、化勁についての実技指導を体験しました。
■ 気持ち良い立禅、八段錦(第一段錦、第八段錦)
謝謝、再見のご挨拶で閉会となりました。
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